アマゾンならポイント還元本が多数。コナン ドイル, Doyle, Arthur Conan, 謙, 延原作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またシャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)もアマゾン配送商品なら通 … 『シャーロック・ホームズの冒険』 本で読んだことありますか? 名探偵シャーロック・ホームズの名は、知らない人はいないくらい有名ですね。 しかしそんなホームズの活躍、本で読んだことがある方は意外に少ないかも。 まだらの紐、青い紅玉、赤毛組合、ボヘミアの醜聞、など人気作品を含むシャーロックホームズシリーズ初の短編集。シドニー・パジェットのイラストもここから始まる。 シャーロック・ホームズの冒険[完全版]DVD SET6 - ジェレミー・ブレット - ピーター・ハモンド - DVDの購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!みんなのレビュー・感想も満載。 『シャーロック・ホームズ大図鑑』を推薦します。 小池 滋(英文学者) この本はぼくとしても絶対に手放したくありませんよ。とても魅力的な本だから。読んでいるうちに、いつの間にかホームズになったような気分。ホームズみたいな口をききたくなりますよ。 原文で読むシャーロック・ホームズ 光文社文庫版の前に児童書の講談社の「青い鳥文庫」に全作品を日暮まさみち訳として全16分冊で刊行している。児童向けの全作品の訳と成人向けの全作品の訳を両方行った初めての訳者である。, ベアリング・グールド「二人の医師と一人の探偵」小池滋訳『詳注版シャーロック・ホームズ全集1』小池滋監訳、ちくま文庫、1997年、18-19頁, 「古年代記」への言及はない - 栗原郁夫「外典(経外典・偽典=アポクリファ)」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司・東山あかね編、東京堂出版、2001年、156-157頁, 「古年代記」への言及はない - 田中喜芳『シャーロッキアンの優雅な週末 ホームズ学はやめられない』中央公論社、1998年、7頁, 「正典」のみ言及 - コナン・ドイル『ドイル傑作選I ミステリー篇』北原尚彦・西崎憲編、翔泳社、1999年、8頁、365頁, ベアリング・グールド「二人の医師と一人の探偵」小池滋訳『詳注版シャーロック・ホームズ全集1』小池滋監訳、ちくま文庫、1997年、19頁, 栗原郁夫「外典(経外典・偽典=アポクリファ)」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司・東山あかね編、東京堂出版、2001年、156-157頁, ジャック・トレイシーのアンソロジー『シャーロックホームズ-出版された経外典』による - 栗原郁夫「外典(経外典・偽典=アポクリファ)」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司・東山あかね編、東京堂出版、2001年、156-157頁, ベアリング・グールド「二人の医師と一人の探偵」小池滋訳『詳注版シャーロック・ホームズ全集1』小池滋監訳、ちくま文庫、1997年、86頁, コナン・ドイル『ドイル傑作選I ミステリー篇』北原尚彦・西崎憲編、翔泳社、1999年、8頁, 『緋色の研究』の後半部分を基にする戯曲。ドイルの遺族が公表を拒否してきた作品で、長らく出版が認められていなかったが、2001年米国, ただしドイルが権利を買い取って自分名義で出そうとした証拠があったので「作者本人が本編に組み込もうと一度は認めた」ものとされ、ただのパスティーシュよりワンランク上に扱われる。, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=シャーロック・ホームズシリーズ&oldid=79626932. シャーロック・ホームズの映像作品としてもっとも人気のある『シャーロック・ホームズの冒険』(NHKが1985~95年に放映)より、『美しき自転車乗り』『まだらの紐』の2話(計104分)を収録したDVDつきムック。DVD映像は、グラナダTV ゆすりの原因は、国王がまだ皇太子だった頃、若気の至りで、このアイリーネ・アドラーとただならぬ関係となり、二人で撮った写真と、あとで禍いとなりそうな手紙をネタに、国王を破滅させようとしている」というものでした。 『シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫)』(コナン・ドイル) のみんなのレビュー・感想ページです(55レビュー)。作品紹介・あらすじ:19世紀ロンドン、科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察をも出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶 … 海外ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」公式サイト。作品情報、キャスト情報、動画、スケジュール、番組視聴方法など。 ホワイト・ホール美術館からマザランの宝石が盗まれた。ハイランド地方に出かけているホームズに代わり、兄マイクロフトが捜査を開始する。 シャーロック・ホームズシリーズ(英: Sherlock Holmes )は、小説家 アーサー・コナン・ドイルの作品で、シャーロック・ホームズと、友人で書き手のジョン・H・ワトスンの織り成す冒険小説の要素を含む推理小説である。 1887年から1927年にかけて、60編(長編4、短編56)が発表された。 『シャーロック・ホームズの冒険』(シャーロック・ホームズのぼうけん、The Adventures of Sherlock Holmes)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編集。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、五つの短編集のうち最初に発行された作品である。 シャーロック・ホームズ事典(66の別巻) 北原尚彦編 筑摩書房(文庫) 1998.7 68 NHKテレビ版シャーロック・ホームズの冒険 P・ヘイニング 岩井田雅行、緒方桂子 求龍堂 1998.9 69 ホームズとワトスン J・トムスン 押田由紀 創元社 文庫 70 私は、シャーロックホームズにあこがれていて、普段でもいろいろ推理をすることが好きです。 たとえば、電車の中で、体操服を着た中学生くらいの集団がいたとしたら、この子たちは、どんなスポーツクラブに所属しているのだろうか?あまり日焼けしていないから室内競技なら手にサポーターをしていたら、バレーボール部かな?それにしてもバレーボールを持っていないな、皆小さなカバンを持っているので、卓球部かな?などいろいろ想像しています。 また、どこの学校出身でどこの学校と試合をす … 「シャーロック・ホームズの冒険」(英語多読教材ラダー. 名探偵コナンで紹介された!シャーロックホームズの名言17選!シャーロック・ホームズの冒険(あらすじ・感想)傑作短編集. [ドラマ]『シャーロック・ホームズの冒険』のレンタル・通販・在庫検索。あらすじや評価(ネタバレ含)キャストのおすすめ情報。英・グラナダTVが製作し、日本でも85年から10年間にわたって放映され人気を博したドラマ・シリーズ。 現在、手に入る「シャーロック・ホームズの冒険」を取り寄せてみました。 全部を読み比べするところまでいっていませんが、 「ボヘミアの醜聞」だけでも読み比べてみたいと思います。 件の作品、タイトルもちょっとずつ違います。 イギリスの名探偵シャーロック・ホームズが、助手のワトソン博士とともに、見事な観察力と推理で次々と難事件を解決していく。 あらすじ・概要 イギリスの名探偵シャーロック・ホームズが、助手のワトソン博士とともに、見事な観察力と推理で次々と難事件を解決していく。 コナン ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。 シャーロック・ホームズの挑戦 - コナン・ドイル - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!みんなのレビュー・感想も満載。 シャーロック・ホームズの冒険(講談社文庫)(コナン・ドイル,鮎川信夫,文芸・小説,講談社,電子書籍)- 不可思議な謎、卓抜な推理、ユーモア等のあふれる古典的傑作の第一短篇集。詩人鮎川信夫による新訳。霧深いロンドンを舞台に不可思議な事件と対決する、… 紙の本 シャーロック・ホームズたちの冒険 (創元推理文庫) 著者 田中啓文 (著) シャーロック・ホームズ&アルセーヌ・ルパンの新たなる冒険譚。あのヒトラーがじつは大変なシャーロキアンで…。著名人の名推理に酔いしれる、本格ミステリ連作短編集。 シャーロックホームズシリーズ第二作目の長編小説です。 この作品から、探偵としてのホームズと、そのパートナー兼、目撃者兼、事件作家としてワトソンのコンビが確立したと言っていいでしょう。 日本を代表するシャーロッキアンによる新訳全集第2回配本「第3巻」。「シャーロック・ホームズ物語」の声価を高めた最初の短編集。精緻かつ権威あるオックスフォード大学版の「注釈・解説」を完訳して付す。初版本のイラスト(シドニー・パジット画)全点を復刻掲載。 シャーロック・ホームズの冒険 完全版 Vol.1 NHKで放送されて好評を博した、名探偵、シャーロック・ホームズの活躍を描くミステリードラマの第1巻。製作20周年を記念して、日本語吹替え音声を完全収録しリニューアルした完全版。 1883年4月の早朝、ホームズに起されたワトスンはヘレン・ ストーナー という 若い女 性の 依頼人 の来訪を知らされる。 ホームズとワトソン,互いに信用し合う二人の関係が微笑ましい。 本作に収録されている10の短編を通して,彼らの絆がより深まったことが読んで取れる。 私の答えは間違いなくシャーロック・ホームズになるでしょう。シャーロック・ホームズはコナン・ドイルによって生み出された名探偵、というのは有名すぎる話です。, 相棒は医師のワトソン。主にホームズが事件を解決し、その功績をワトソンが記す、という役割になっています。そして彼らは良き友人同士でもあります。, シャーロック・ホームズには長編と短編があり、数でいうと短編の方が多いです。よって、いくつかの短編集が発行されています。, 今回はその短編集の中でも一番最初に発行された「シャーロック・ホームズの冒険」を読みました。なおオリジナルの「シャーロック・ホームズの冒険」には12編でできていますが、文庫本版にはそのうち10編が収載されています。, ロンドンに巻き起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う『赤髪組合』、乞食を三日やったらやめられない話『唇の捩れた男』など10編。 出典:本裏側の説明より, 原作自体が古く(1892年発行!)、翻訳されたのもだいぶ前なので「乞食」というような今では使わない言葉もチラホラ見かけます。その古さが今にはないレトロなよさを感じさせてくれる作品です。, なので少しばかり読みにくいとこもあったり、今では馴染みのないものもでてくるので、ちょっと理解が大変なところもあるかもしれません。, しかし話の内容は身の回りに出てきそうなものも多いので何となく想像はしやすいと思います。, ある国の王様からの依頼。過去の恋愛相手が現在の結婚を邪魔しようとしているので、困った王様はホームズに助けを求めます。その相手とはどんな人なのか。ホームズは王様を守ることができるのか。, 髪の赤い男がホームズのところへ奇妙な相談をしにきます。それは自分が働いていた場所が急になくなってしまったこと。しかしそれよりも奇妙なのが、その仕事の内容と募集条件でした。赤髪組合とは一体…, ある女性がホームズに「花婿を探して欲しい」と依頼してきます。その花婿は披露宴の時に急に馬車からいなくなってしまったと。しかし何かとタイミングがおかしいと疑うホームズ。その花婿は一体どこへ行ってしまったのか。, ある谷で1人の男性が殺されてしまいます。そして警察はその時の殺害状況から殺された男の息子を逮捕しました。しかし息子は犯行を否定していて、それを信頼する者もいます。何よりもその男が死に際にはなった「鼠」というワード。果たして犯人は。, ある青年がホームズを訪ねてきました。あるものが送られてきて、その後まもなく自分の叔父が亡くなってしまったというのです。その送られてきたものとは「オレンジの種が五つ」。それが意味するものとは…, ある婦人が自分の夫がいなくなってしまったと、相談にきます。しかもそれは目の前で居なくなってしまったというのです。しかしそれには何やら怪しい男達の影あり。ホームズ達は無事に夫を探し出すことができるのか。, ホームズの知り合いの守衛が、ある喧嘩を目撃し、その場にあった帽子とクリスマスに食べる用の鵞鳥(ガチョウ)を拾いました。なんてことのない落し物だと思っていましたが、なんと鵞鳥の中には青いガーネットが入っていました。, ある女性が非常に怯えながらホームズに助けを求めます。彼女は双子の姉がいましたが、ある夜急になくなってしまいました。死ぬ間際に悶えながら発した言葉が「まだらの紐」という言葉でした。そしてその恐怖を今度は妹が感じているというのです。, 結婚式の当日、ある貴族の男性の婚約者がいなくなってしまいました。そこにはその男性の過去の恋愛相手がいました。この恋愛相手に対して疑いが向けれられます。その後新婦の着ていた服や指輪が全て川の底から発見されました。花嫁は一体どこへ…, 割の良すぎる仕事を見つけた女性。しかしその仕事の条件が奇妙すぎるので、ホームズに相談します。その条件とは座る場所など、細かい指示を聞くことや、髪を切ることなど。そして彼女はその屋敷であるものを見てしまいます。, 短編集なので1つ1つの話に対しての詳細や、感想は省かせていただきます。ただ言えることは、総合して非常に面白い話ばかりだった!ということです。シャーロック・ホームズの良さがよく出ていましたね。, シャーロック・ホームズの短編集のいいところは、事件の解決までがスピーディーなところでしょう。, かなりの確率で、最初に依頼人が来て話し終えた瞬間からホームズはほぼ大体の目星はついていて、あとはそれを確実にするために調査をする、というパターンがあります。, それゆえに、読んでいても良い意味で何のハラハラ感もなく、落ち着いて読めてしまいます。, シャーロック・ホームズの代名詞といえば「人間観察」。会った瞬間に(見た瞬間に)その人のことが細かくわかったり、物を見てそれがどんな持ち主なのか、などを推理することができます。, 答えを聞く前の推理を聞くと「そんな馬鹿な」と誰もが思うと思います。色々読み取りすぎているので、言われたところで簡単には信じられないでしょう。しかし説明を聞くと「あ、確かに」と納得できてしまうからすごいです。, ホームズはワトソンや一緒に捜査する警察に対し「見ているだけで観察していない」と言います。ホームズのほうが他の人よりも多くの情報を得ることができるのはそれが理由、ということです。, まあそれにはその事実に気づくことのできるほどの広い知識が必要なので、彼には共に備わっていることになります。, なおストーリーに関して、某名探偵(蝶ネクタイに麻酔銃)を見ているせいで、取り扱う事件は殺人ばかりなのかな、と思いがちですが、決してそんなことはなかったのも良かったです。, むしろ一般にあり得る身近な謎のような依頼も多かったりします。現に今回の短編集でも殺人系は少なかったです。なので一般市民の私としては非常に馴染みやすく読むことができましたね。, http://721st.com/wp-content/uploads/2019/06/logo20191.jpg. あらすじ ロンドンに巻き起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを シャーロック・ホームズシリーズの「シャーロック・ホームズの帰還」の第一作目 「 空き家の冒険 」 この作品はシャーロック・ホームズシリーズの中でも 重要な内容がつまった作品 です。 どのような点が重要なのかは後ほど紹介していきますが、まずはあらすじから紹介していきます! シャーロック・ホームズシリーズ(英: Sherlock Holmes)は、小説家アーサー・コナン・ドイルの作品で、シャーロック・ホームズと、友人で書き手のジョン・H・ワトスンの織り成す冒険小説の要素を含む推理小説である。, 1887年から1927年にかけて、60編(長編4、短編56)が発表された。長編として発表した第1作、第2作は人気が出なかったが、イギリスの月刊小説誌「ストランド・マガジン」に依頼され、短編を連載したところ大変な人気となった。それ以降の作品はすべて同誌に発表された。, 物語は基本的に事件の当事者、あるいは捜査に行き詰まった警察がホームズに助けを求め訪ねて来ることで始まる。ホームズが現場に調査に行き、警察の見過ごした証拠を発見し推理を働かせて事件の謎を解き[1]、物語は終わる。ほとんどの作品がワトスンによる事件記録、という形で書かれている。変人の探偵と常識人をコンビにして相棒を物語の書き手とするスタイルは、「史上初の推理小説」といわれる『モルグ街の殺人』(エドガー・アラン・ポー、1841年)を踏襲している。, コナン・ドイルが書いた60の長短編は、熱狂的なファン(シャーロキアン)から聖書になぞらえて「正典 (Canon)」「聖典」「古年代記(サーガ)」などと呼ばれる[2][3][4][5]。このCanonは、コナン・ドイル (Conan Doyle)のアナグラムでもある[6]。「正典」に対し、聖書同様に「外典 (Apocrypha)」「経外典」「偽典」などと呼ばれる作品群がある[7]。Apocryphaについては定義に揺れがあり、ホームズに関連したパロディやパスティーシュの全てを「外典」と呼ぶこともあれば、ドイル自身によるホームズのパロディなどに限定して「経外典」とする説[8]、「聖典」で言及されたものの執筆されていない事件の記録(語られざる事件)を「偽典」とする説[9]、「外典」をドイルの執筆した「戯曲(芝居の台本)」「ドイル自身によるパロディ」「ホームズが脇役で登場する作品」の三種類に大別する説[10]などがある。, シリーズのほとんどの作品がワトスンの一人称で記述されているが、「最後の挨拶」と「マザリンの宝石」は三人称、「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」はホームズの一人称で記述されている。「グロリア・スコット号事件」と「マスグレーヴ家の儀式」は、ホームズがワトスンと知り合う以前の体験を語って聞かせるという体裁をとり、実質ホームズの一人称での記述になっている。また『緋色の研究』と『恐怖の谷』の後半に、かなり長く三人称で過去の出来事を語った部分がある。, 以下の邦題は新潮文庫版のものである。TV化された作品など、異なる邦題は多数存在し、原典の直訳とは全く違う内容に即した題名が充てられているものもある。かっこ内は、それらのうち大きく異なっているものである。, 明治27年(1894年)の雑誌『日本人』1月号には、すでに「乞食道楽」の訳題で「唇の曲がった男」が紹介されている。訳者名が記載されていないが、これが現在確認できる範囲で一番古い紹介である。次いで明治31年(1898年)9月7日から同年9月17日にかけ、徳冨蘆花の翻案で「秘密条約」が連載されている。これは「海軍条約」の紹介である。, 中編の紹介は明治32年(1899年)には「血染の壁」の邦題で、毎日新聞に『緋色の研究』が連載されている。ホームズは本間、ワトソンは和田と日本人にされ、舞台はベルリンに変えられた(翻訳者は「無名氏」とされ、誰であったかは不詳)。また、同年には水田南陽が「冒険」のいくつかを中央新聞で『不思議の探偵』の総題で紹介翻訳している。外遊した際にホームズものの人気を聞きつけ、帰国後にこれを訳したという。「冒険」が1892年に出版されたので、わずか7年で持ち込まれたことになる。「まだらの紐」を「毒蛇の秘密」としてしまうなど、題名でネタを割ってしまっている例もあるが、「赤毛組合」を「禿頭倶楽部」とした当時の日本人に馴染みやすく改変を行った例もある。明治末期(1907年)辺りから続々と作品が刊行され始めた。, 明治期の紹介は、当時の日本人多くには英米の人名や地名あるいは文物になじみがなかったので、翻訳というよりも翻案あるいは再話というべきものが多い。舞台をイギリスから日本に、人名を堀田や和田になど、わかりやすい人名に置き換えている。また、英語教材としても扱われており、明治40年(1907年)4月には佐川春水訳註『銀行盗賊』(建文社)と訳註書が出ている。その後も、色々な訳註者が色々の出版社から短編の1作あるいは数作の訳註書を刊行している。, 短編集として原書の一冊をまとめて紹介したものは、大正4年(1915年)11月の『探偵王・蛇石博士』矢野虹城訳が嚆矢であるが、これは翻訳というより翻案というべきものである。その後、大正5年(1916年)には、加藤朝鳥訳『シャーロック・ホルムス』第一編から第三編で『冒険』の諸作がすべて訳されている。大正12年から刊行された紅玉社の「万国怪奇探偵叢書」には、『深紅の一糸』(「緋色の研究」)、『ホルムスの思い出』、『四つの暗号』(「四つの署名」)、『地獄の手』(恐怖の谷)、『ホルムスの再生』(「帰還」)、『食堂の殺人』(「最後の挨拶」)と刊行されているが、短編集の訳は全編の訳ではなく割愛された作もある。紅玉社はその後改めて、「紅玉社英文全訳叢書」として『メモアズ・オブ・シャロック・ホルムス』、『リタアン・オブ・シャロック・ホルムス』、『アドベンチャアズ・オブ・シャーロック・ホルムス』、『サイン・オブ・フヲア』、『スタデイ・イン・スカアレット』を刊行している、書名はすべて原題のカタカナ書きだが内容は訳書である。, 昭和5年に平凡社「世界探偵小説全集」の中の第1巻から第6巻として江戸川乱歩が『恐怖の谷・妖犬』『シャーロック・ホームズの冒険』を、三上於莵吉が『シャーロック・ホームズの記憶』『シャーロック・ホームズの帰還を、東健而が『或るグロテスク』を、延原謙が『シャーロック・ホームズの事件簿』を担当している。昭和11年~13年には岩波文庫で菊池武一訳『ホームズの冒険』、『ホームズの回想』、『ホームズの帰還』が刊行された。平凡社版の短編集には、原書にありながら訳されていない作があるし、訳者として名前をあげている人が必ずしも自身で訳したわけではなく、乱歩などすべて代訳であると後年自身で述懐している。また、岩波文庫のものもやはり作品の選択が行われている。, 全作品が原書に従って訳出されたのは、昭和6年(1931年)から昭和8年にかけて刊行された改造社版『世界文学全集・ドイル全集』(全8巻)が最初である。このとき『シャーロック・ホームズの事件簿』の訳出について原著者の許可をとったために翻訳権が成立し、ホームズもののうちこの一冊のみ訳書の刊行できる出版社が長く限られていた。また、延原謙は大正末期からドイル作品を訳し、昭和6年には『ドイル全集』が刊行開始されている(訳者の一人)。, 戦前からドイル翻訳を手がけていた延原が、戦後新たに取り組み、1951年月曜書房から「シャーロック・ホームズ全集」を刊行開始、翌年全13巻で完結、日本初の全60編の翻訳を個人全訳で成し遂げた。月曜書房版には「求むる男」が収載されているが、後にドイルの作ではない事がわかったので、現行の作品集では収録されていない。, 新潮文庫では、全集完結の翌年1953年3月に『シャーロック・ホームズの思い出』より刊行が始まった。53年に『シャーロック・ホームズの冒険』、『同・帰還』、『同・事件簿』の各短編集、『緋色の研究』、『恐怖の谷』、『四つの署名』の各長編を、54年に『バスカヴィル家の犬』を、55年に『シャーロック・ホームズの最後の挨拶』を刊行した。なお新潮文庫版は、ページ数制約のため短編集から計8編が割愛されており、55年9月に、その8編を収録した日本独自の短編集『シャーロック・ホームズの叡智』を刊行し、日本初の文庫版ホームズ全集全10巻が完成した。なお、文庫以外にも延原訳で別に新潮社から全集も刊行していた。, 前史でも述べたが、延原は戦前からドイル作品の主要な訳者で、訳著は戦前、すでに一部文庫化されていた。延原は更に文庫版全集完結後、ホームズ作品以外のドイル作品を翻訳し、57年から『ドイル傑作集』を刊行。58年、60年、61年までに全7集の傑作集を訳した。また65年に『わが思い出と冒険-コナン・ドイル自伝』を訳している(1994年に限定復刊)。新潮文庫では、延原による戦前からのドイル翻訳の集成として、ドイル作品群が揃えられていたが、ホームズ作品と『ドイル傑作集』(7巻中の3巻の全20短編)以外は、年を経て品切となった。, 1977年の延原の没後も、順調に版を重ねていたが、90年代にリニューアル(展による訳文の修正・改版、カバーデザイン変更)した。またホームズ作品集以外の『ドイル傑作集』(全3巻)も、2006-07年に改版、新デザインカバーとなり、重版されている。, なお、この新潮文庫版以降に刊行された文庫版全集は、すべてオリジナル通りの短編集5冊、長編4冊の全9巻で刊行したが、新潮版は改版再編後も『叡智』を含む全10巻構成のままである。, 最初は、新書判のハヤカワ・ミステリ(通称ポケット・ミステリ、ポケミス)シリーズで、1958年9月に、著名な英米文学翻訳家の大久保訳により『シャーロック・ホームズの事件簿』を刊行した。翌年に同シリーズで、『最後の挨拶』を、その次が63年で『同・復活』が刊行された。その後しばらく訳書は出されず、シリーズは3作で打ち止めと見られたが、第4作は18年ぶりとなる81年に『同・冒険』を、同年に『同・回想』も出版され、長編は83年に『緋色の研究』と『四つの署名』が、84年に『バスカヴィル家の犬』、85年8月に『恐怖の谷』を刊行、シリーズ発売開始以来約27年をかけて全訳が完結した。, 刊行が再開された1981年にハヤカワ・ミステリ文庫での刊行も始まり、6月の『冒険』を皮切りに、同年中に『回想』、『復活』、『最後の挨拶』を再刊行した。うち『復活』『最後の挨拶』『事件簿』は文庫用に新たに訳しなおしたものである。83年に『緋色の研究』、『四つの署名』、84年『バスカヴィル家の犬』、85年『恐怖の谷』が再刊行。著作権の関係で、文庫版では未刊行だった『事件簿』も、開始以来10年目の91年に再刊行。創元推理文庫版と同時に、新たな文庫版全集が完結した。その後『冒険』は改版され(上/下)二冊本となっている。かなりの年月をかけ完結したハヤカワ版全集だが、ポケミス版は全点品切、文庫版も半数以上が品切(2010年現在)になっている。, ホームズ作品以外のドイル作品では、新書判のハヤカワSFシリーズで、1962年に新庄哲夫訳で『ロスト・ワールド』、63年に『マラコット海淵』(斉藤伯好訳)が出ており、1996年にハヤカワSF文庫で、加島祥造新訳で『失われた世界 ロスト・ワールド』が刊行されたが、現在はいずれも品切。, 関連書籍に、大久保康雄訳でジョン・ディクスン・カーによるドイル伝『コナン・ドイル』が、はじめ単行本で刊行され後にポケミスシリーズ唯一の伝記として出ていたが、こちらも現在紙書籍では入手困難で、電子書籍のみでの販売である。, 東京創元社を刊行元とした創元推理文庫版は1960年の7月より11月にかけて阿部知二の翻訳のもとで『冒険』から『最後のあいさつ』までの短編集4冊と『緋色の研究』から『恐怖の谷』までの長編4冊の計8冊で断続的に出版された。阿部によるホームズシリーズの翻訳は1958年に麦書房より発表された『銀星号事件』に端を発するものである。のち河出書房において『世界文学全集(決定版)』が出版されるにあたり、1958年にその別冊巻のひとつにホームズシリーズが選ばれ、阿部がその翻訳を担当した[16]。阿部翻訳(創元旧)版はこの時に行われた河出旧約版を底本としたうえで再翻訳による修正が行われて発刊されたものである。しかし『事件簿』のみ、著作権契約の関係から既記した上出の各出版社に優先的な独占出版権が与えられたため、東京創元社は資本及びネゴシエーションの関係から、これに参画する事ができなかった[17]。そのため阿部訳版の『事件簿』は出版する事ができず、また上述した他社が持つ独占出版権の失効を待つことなく阿部知二が1973年に病没してしまったために、これを翻訳・出版する事が叶わずに終わった。, 1990年のコナン・ドイル没後60年による著作権(および上述の独占出版権)の失効によって、創元推理文庫は再度、深町真理子による新訳版のホームズシリーズの出版を開始した。ただし、これは当初においてはシリーズ全体の新訳出版を意図したものではなく、上述した阿部訳版の補完としての『事件簿』の出版に端を発するものである。そのため深町は『事件簿』の翻訳にあたっては自身に可能な限り阿部訳版をはじめとする先行訳版の尊重を試みた[18]、としている。深町訳版において『事件簿』を最初の訳本に置いているのは、この「阿部訳版を補完するための『事件簿』の単独出版」という経緯と理由によるもの[17]で、また東京創元社も後述する深町新訳版の刊行までは深町版『事件簿』を阿部訳版の続版に準ずる位置付けに置いていた[19]。ただ、のちに時代に合わせるため、阿部訳で出されていた他の8冊の新訳(改訳)が検討され、これを行うにあたって、改めて『事件簿』翻訳の経験のある深町が起用され『事件簿』も改めて「阿部版の続版作」ではなく「深町版ホームズの初訳作」として扱われるようになった。, 他の訳者でドイル傑作集全5巻と、冒険小説『勇将ジェラール』、SF小説等が計全10巻ある。一部品切中。, 創元推理文庫は、ジューン・トムスンのホームズパスティーシュである『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』『シャーロック・ホームズのクロニクル』『シャーロック・ホームズのジャーナル』『シャーロック・ホームズのドキュメント』も刊行しており、これらのトムスン版パスティーシュは東京創元社に優先翻訳出版権契約が与えられている。訳者は押田由起。, シリーズ全60話のうち47話を1冊に収録。有名なシドニー・パジェットによる挿絵200点を掲載。小林司、東山あかねによる解説つき。鮎川が急逝する直前の1986年9月に刊行。品切。, また90年代に講談社インターナショナルで原書『シャーロック・ホームズ全集』全14巻を刊行していた。全点品切。, 全作品を年代順に再編成(「グロリア・スコット号事件」~「最後の挨拶」)。ウィリアム・ベアリング=グールドによる詳解な解説と注釈を収める。元版は東京図書全21巻、1982-83年。別巻はちくま文庫オリジナル編集。, 小林・東山は夫婦で、「日本シャーロック・ホームズ・クラブ」を主宰している。編著『シャーロック・ホームズ大事典』(東京堂出版、2001年)を刊行し、約30年間で「ホームズ」関連著作を(共編著・訳書・児童書・再刊も入れると)七十冊以上刊行している。近刊はガイドブック再刊で『シャーロック・ホームズの謎を解く』(宝島社文庫、2009年6月), なお河出では、小林・東山訳・著は、『図説シャーロック・ホームズ』(増訂版〈ふくろうの本〉、2005年)や、『シャーロック・ホームズの推理博物館』(河出文庫、2001年)、ウィリアム・ベアリング=グールドローゼンバーク『シャーロック・ホームズ ガス灯に浮かぶその生涯』(河出文庫、1987年)他多数があり、小林司ら以外も入れると20数冊を刊行しているが、約半数が品切である。, なお、小林・東山版が出る前においては上述の通り、自社選の文学全集の枠内で阿部版(現・創元旧訳版のプロト翻訳版)を用いた出版が行われていた時期がある。, 日暮雅通は、ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』(河出書房新社、2002年)や、大著の伝記で、ダニエル・スタシャワー『コナン・ドイル伝』(東洋書林、2010年刊)を訳出している。また、「ホームズ」が主人公になった小説作品を主に、他に「ガイダンス」や「事典」など、数十冊の関連本を訳している。 紙の本 シャーロック・ホームズの冒険 改版 (新潮文庫) 著者 コナン・ドイル (著),延原 謙 (訳) ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。 グラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険」はサー・アーサー・コナン・ドイルのミステリ小説を原作としたテレビドラマシリーズ。 主役のシャーロック・ホームズを名優ジェレミー・ブレットが演じた。180cmを越すすらりとした長身に、ヘイゼルの大きな目が印象的な彼の容貌は、多くのファンが思い描くホームズ像にぴったりだった。 シェイクスピア俳優として舞台で鍛えられた演技力に加え、ゴシックな役柄を多く演じてきたジェレミーは、ガス灯と馬車の19世紀末ロンドンに自然になじんだ。 … All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.この記事は、ウィキペディアのシャーロック・ホームズの冒険 (テレビドラマ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。