まずはじめに、「教育格差」が何を指す言葉かを確認します。 様々な要因があるでしょうが、基本的に子供が小さい頃に自身の希望や願望のみで意思決定することは出来ず、ほとんどが親の選択や価値観、またその親から受ける教育に対しての関わり方によって教育環境が決まっていきます。 従って、親(家庭)の環境や考え方が、そのまま子供に影響しやすいということですね。 現状日本では、教育費にかかる負担の大きさ … 4.1 タイ人にとっては「少しの不便」のみ 戦後タイにおける「貧困政策」は、農村を中心に展開されてきた。貧困ライン以下の 人口推計データを見ても、地域別ではバンコクの貧困層の比率が最も低く、最貧地域と 言われる東北地方、特に農村部が最も深刻であった。またこのような農村地域からの移 タイでは富裕層が5%、中間層が35%、貧困層が60%とも数えられており、その生活には著しい格差が見受けられます。 首都バンコク市内であっても、駅や公共の場で物乞いをして生計を立てている家族、または小さな子供が路上で物品を売っている姿に多く接することがあります。 世界的に、学校に通える子どもの数は増えたとされています。しかし、開発途上国と言われる国々では、いまなお、5人に1人の子どもが学校に通えないままです。 教育を受けることができないまま大人になると、読み書きができず、安定した仕事につくことができません。 タイ国内のスラム地区や山岳部など貧困層のなかでも、子どもたちや青年たちの生活の質の向上を目指して教育支援を行っています。 シーカー・アジア財団/Sikkha asia foundation 特集:シーカー・アジア財団の新たな出発 経済の安定や外国企業の積極的な進出を背景にした1980年代以降の高度経済成長はすさまじく、1985年から1995年にかけての10年間、タイは年間平均9%の経済成長率を記録しました。アジア通貨危機(1997年)によって経済は一時停滞しましたが、1999年以降、経済成長率は再び4%台を記録、2003年には6%台を記録し、タイは好景気に逆転しました。この好景気を背景に中流階級の台頭が起こっています。クーデターによるあおりも受けたため2008年は2.5%とやや伸び悩み、2009年はリーマンショックもあり-2.3%とマイナス成長も2010年は7.8%と再び高成長。このように年ごとに経済成長にばらつきがあり、80年代後半から90年代前半に見られたようなすさまじい経済成長からはやや落ち着いています。タイ統計局の家計調査によると、1世帯当たりの平均所得は月2万903バーツ。バンコク首都圏の平均世帯所得は月3万7732バーツであり、地域別で最下位のタイ東北部の平均世帯所得は月1万5358バーツ。全国平均の1人当りの平均所得は月6319バーツとなっています。また、教育に力を入れた結果、1980年代以降は、教育程度の高さの向上と賃金の安さ、そして中流階級の増大による国内市場の拡大に着目した日本や欧米諸国の企業の工場の進出が目立っており、併せて関税特典があるASEAN諸国内への輸出拠点として活用されています。, 急速な発展から取り残されているタイ東北地方であるイサーン地方を中心に支援を行っています。, 約100年前から、外国系企業を受け入れ始めたタイは、工業科に伴い社会構造が二分化して行きました。工業化の中心となったバンコクとその周辺は、急速な発展をしている経済型社会層と、従来から、作物を収入源とする農村地区における農村型社会層とに、タイという一つの国においての二分化が起こり続けています。タイの総人口約6,800万人中、経済型社会で暮らす層はバンコンの人口約820万人を含む約1,800万人程度ですので、タイ人の人口の過半数以上を占めているのは農村型社会で暮らす方々になります。 この論文では、asean に加盟している10 カ国の経済格差を教育(就学率)という観 点からその関係性を考察した。 日本からの支援と、タイ国内での支援の双方を、奨学金担当教師(Guidance Teacher)と共に、適切な形で効果的効率的にタイの子どもたちへ教育支援を実施しています。, 奨学金に関しては、日本からの奨学金と、タイ国内での奨学金の2つで、子どもたちを支援しています。 タイはここ数年で経済成長をとげています。日系企業をはじめ、多数各国がタイに進出しました。タイ国は実際経済的に豊かになったのでしょうか。人件費推移を確認しつつ、世界格差社会の順位を追います。 目次 1 タイの一般従業員の人件費推移2 2015 経済の安定や外国企業の積極的な進出を背景にした1980年代以降の高度経済成長はすさまじく、1985年から1995年にかけての10年間、タイは年間平均9%の経済成長率を記録しました。アジア通貨危機(1997年)によって経済は一時停滞しましたが、, 1999年以降、経済成長率は再び4%台を記録、2003年には6%台を記録し、タイは好景気に逆転しました。この好景気を背景に中流階級の台頭が起こっています。クーデターによるあおりも受けたため2008年は2.5%とやや伸び悩み、2009年はリーマンショックもあり-2.3%とマイナス成長も2010年は7.8%と再び高成長。このように年ごとに経済成長にばらつきがあり、80年代後半から90年代前半に見られたようなすさまじい経済成長からはやや落ち着いています。タイ統計局の家計調査によると、1世帯当たりの平均所得は月2万903バーツ。バンコク首都圏の平均世帯所得は月3万7732バーツであり、地域別で最下位のタイ東北部の平均世帯所得は月1万5358バーツ。全国平均の1人当りの平均所得は月6319バーツとなっています。また、教育に力を入れた結果、1980年代以降は、教育程度の高さの向上と賃金の安さ、そして中流階級の増大による国内市場の拡大に着目した日本や欧米諸国の企業の工場の進出が目立っており、併せて関税特典があるASEAN諸国内への輸出拠点として活用されています。, 約100年前から、外国系企業を受け入れ始めたタイは、工業科に伴い社会構造が二分化して行きました。工業化の中心となったバンコクとその周辺は、急速な発展をしている経済型社会層と、従来から、作物を収入源とする農村地区における農村型社会層とに、タイという一つの国においての二分化が起こり続けています。, タイの総人口約6,800万人中、経済型社会で暮らす層はバンコンの人口約820万人を含む約1,800万人程度ですので、タイ人の人口の過半数以上を占めているのは農村型社会で暮らす方々になります。, 日本が、目にするタイの情報のほとんどが経済型社会のものであり、その情報だけであたかもタイ全般を知る、ということにはなりません。タイ人の過半数以上は農村型社会層ですので、タイ全体を知るなら経済型社会層のタイ人を知るだけでは不十分であり、GDPや経済成長率などの指標だけでは理解しきれるものではありません。, 経済も成長しつつあるものの、タイ全土にその波は広がらず、地方ではいまだに苦しい生活を強いられています。特にタイ東北地方と都市部との格差は大きく、北部や東北部から首都や首都周辺部の工業地帯、あるいは海外に出稼ぎ に出る労働者は多く、スラムの数は全国で1,500~2,000と言われています。, 教育に関しても、タイでは経済の急成長を背景に、大学をはじめとする高等教育への進学率が高まっています。, 教育省教育委員会の統計によると、2003年の時点で大学進学率は35.8%となっています。, しかし、この動向がみられるのは都市部の話。タイの学校は国立学校・私立学校であるため、地方自治体が設置した学校はありません。(ただし、バンコク都は学校を設置)。そのため農村部では、そもそも学校が少なかったり、設備が十分でないことが課題としてあげられています。まだまだ、十分な教育を受けることができない農村部の農村型社会層の子どもは多く存在してます。, タイの教育制度は、日本と同様、原則として就学前教育(幼稚園)、6年間の初等教育(小学校)、3年間の前期中等教育(中学校)、3年間の後期中等教育(高等学校)、4年間の高等教育(大学)となっている。, タイには地方自治体が設置した公立学校はなく、学校は原則として国立学校または私立学校である(ただし、バンコク都は学校を設置している)。, EDF-Thaiは、日本の公益財団法人 「民際センター」が、その前身である「日本民際交流センター」を設立した1987年に同時に、そのタイ事務局となる「地域開発教育基金(EDF)」として設立されました。, 日本からの奨学金をタイ東北地方の貧困により就学が出来ない子どもたちに奨学金を届けることが出来るように、早くから、生徒データベース(Student DB)を構築し、ダルニー奨学金担当教師(Guidance Teacher)の育成を行ってまいりました。, 1994年より、タイ人及び、在タイ外国人、特に在タイ日本人を対象に募金活動を開始し、タイの子どもたちの為の奨学金制度を確立しております。, 日本からの支援と、タイ国内での支援の双方を、奨学金担当教師(Guidance Teacher)と共に、適切な形で効果的効率的にタイの子どもたちへ教育支援を実施しています。, 奨学金に関しては、日本からの奨学金と、タイ国内での奨学金の2つで、子どもたちを支援しています。, 同じ奨学金制度ですが、上述にもある通り、寄付金額は異なりますので、改めてその運用について下記の通りお知らせします。, 民際センターのダルニー奨学金は、1人の中学生に対する1年分の奨学金金額は14,400円(約4,100バーツ)です。一方で、EDF Thai の場合、1人の中学生に対して、卒業まで一括3年分の奨学金金額6,000バーツのみの選択となっています。 いずれも支援者の皆様よりいただきましたご寄付を奨学金としてタイ農村部にある中学校に在学している貧しい学生へ提供しております。, 奨学金を必要とする生徒から、毎年平均で10,000人の奨学金申請書が事務所に届けられています。, 民際センター、EDF-Thai共に、協力をしながら、適切に子どもたち奨学金を提供してまいります。, 私の名前はシリラック・アンタラセナ(Sirilak Antarasena)です。ニックネームはコイ(Koi)です。, 私の名前はプロイパソーン プールサワット(Ploypassorn Poolsawat)です。, まず、これまで奨学金やプロジェクトを通してタイの生徒を親切に支援してくださった皆様に、心から感謝申し上げます。現在大変な状況にありながらも、タイの生徒への支援が日本の皆様から途絶えないその寛容さに本当に感謝しています。, 最後になりましたが、サポートいただいております奨学生とタイのスタッフ一同、支援者の皆様とそのご家族が心身共に守られ、今、直面している新型コロナウイルスの荒波をしのぐことができるよう祈っています。, 日本の支援者様は、外国であるタイの子どもたちを助けてくださる本当に親切な方々だと思います。, 2004年に国費留学生で日本語教育の研究生として留学を終え、帰国してから就職活動をしていました。ある日、英語の新聞に, 2014年10月20日からEDF‐Thai(タイ事業所)で働き始め、現在は日本語コーディネーターをしています。, 2017年、タイ北東部(イサーン)にある生徒の家を訪問する機会があり、他のスタッフと一緒に行きました。そこで、多くの子どもたちが、年老いた祖父母たちと、食糧を買う十分な経済がない貧しい暮らしをしている姿を見ました。タイの貧困問題はまだ解決していないのです。だから今、私はこの問題について頻繁に友人に話したり、出来る範囲の支援をしてもらえるように頼んだりしています。, 私たちを支援し、タイの地方に住む子どもたちに教育の機会を与えてくださった日本の支援者の皆様、ありがとうございます。皆様は子どもたちにより良い生活と教育を与えてくれました。心より感謝しています。. では、教育インフラの不足や、貧困からドロップアウトする児童が見られる、などの問 ... シンガポール 6 - ※2003年から小学校が義務教育化 タイ 9 95.6 フィリピン 13 88.2 ※2013年より義務教育が10年か … 3.1 実際にデモをしているのは低所得層? 4 タイに住む日本人の私が経験したデモの実態. トゥンワ地域開発プログラム(tha-191647) 支援期間:2008年~2021年* 民族:タイ族など 支援地域の課題: ・教育:教師の指導能力が低く、子どもたちの学力に影響 ・保健・衛生:保健衛生や栄養についての知識不足、10代での望まない妊娠の増加 ・経済開発:農業・漁業による不安定で少ない収入 今回はタイ在住の日本人ママたちのリアルボイスを集めた「タイ・バンコクの教育環境」特集です。実は自然豊かで学校の選択肢も多いバンコク。「子育てにやさしい国」と言われるこのタイで、日本人ママ達が感じていることとは―? All Rights Reserved. タイの教育行政体制 タイの教育行政の要は教育省(Ministry of Education: MOE )である。日本の文部科学省が高 等教育局、初等中等教育局、等の組織に内部で分かれているのと同様、タイ教育省も幾つかの「局」 に相当する組織を持っている。 ジェンダー 根強い役割の概念 p11 . タイ. タイはアジアでも大きく発展している国ですが、大きな格差や貧困問題は依然として存在しています。タイの地域格差やバンコクにある巨大なスラムに関してご紹介します。 1970年代,タイ国の人口増加率が3.3%で一家族当たりの 平均が7.7人だった。これは貧困の主な要因の一つでもあっ た。ミーチャイ・ウィラビイダヤ氏はオーストラリアでの 留学を終えて帰国した後,政府官僚になったが,人口爆発 また貧困は健康や教育,生活水準など多面的に現れるため,国際的には多次元貧困指標(Multidimensional Poverty Index)の利用が主流となっている。ベトナム統計局も2016年版の統計年鑑から多次元貧困指標を掲載している。 経済の安定や外国企業の積極的な進出を背景にした1980年代以降の高度経済成長はすさまじく、1985年から1995年にかけての10年間、タイは年間平均9%の経済成長率を記録しました。アジア通貨危機(1997年)によって経済は一時停滞しましたが、1999年以降、経済成長率は再び4%台を記録、2003年には6%台を記録し、タイは好景気に逆転しました。この好景気を背景に中流階級の台頭が起こっています。クーデターによるあおりも受けたため2008年は2.5%とやや伸び悩み、2009年はリーマンショッ … 中学校:満12歳から満15歳まで タイ国内でも幼児期からの教育の質の格差が固定化。さらに教育の格差が貧富の格差の固定化につながっている。移民労働者の子どもたちの教育の機会の欠如が、国境や民族を越えて二つの国の社会の貧困の再生産や社会不安につながることは明らかだ。 第1章 タイの貧困概況 1-1 貧困の測定基準 タイでは、貧困ラインの定義および算出方法をめぐって過去に多くの議論がなされてきており、 いくつかの異なった貧困ラインの設定方法が提案されてきた。まず、1974 年に世界銀行(以下世 タイでは経済の急成長を背景に、大学をはじめとする高等教育への進学率が高まっています。 教育省教育委員会の統計によると、2003年の時点で大学進学率は35.8%。 日本の大学進学率が約50%ですので、日本に迫りくる勢いです。 1.就学前教育: 就学前教育機関として幼稚園が置かれている。就学前教育の在学率は、76.0%(2013年タイ教育省)となっている。 2.義務教育: タイ国民は、法律の規定により、その子女に基礎教育を受けさせる義務を負うこととされている。 義務教育の学校段階         EDF‐Thaiで働く前、私はタイには貧困問題はないと思っていました。2017年、タイ北東部(イサーン)にある生徒の家を訪問する機会があり、他のスタッフと一緒に行きました。そこで、多くの子どもたちが、年老いた祖父母たちと、食糧を買う十分な経済がない貧しい暮らしをしている姿を見ました。タイの貧困問題はまだ解決していないのです。だから今、私はこの問題について頻繁に友人に話したり、出来る範囲の支援をしてもらえるように頼んだりしています。, 私は、EDFの一員としてこの仕事に携われることを、深く感謝しています。私たちを支援し、タイの地方に住む子どもたちに教育の機会を与えてくださった日本の支援者の皆様、ありがとうございます。皆様は子どもたちにより良い生活と教育を与えてくれました。心より感謝しています。, *EDF︓「Education Development Foundation、⺠際センターを含む各国事業所の総称名」, サカンヤは小学6年生の女の子。家族は祖父、祖母、父、母、兄、いとこ、と彼女の7人です。彼らは小さい、セメントでできた平屋作りの家に一緒に暮らしています。祖母は老いていて健康状態が良くないため、働く事が出来ず、時折、医者にもかかっています。両親は仏様にお供えする花輪を売って生計を立てています。毎日、花輪にする花をマーケットで買い、交通量の多い交差点で売るのです。もし、その花輪が売れなかったらどうなるのでしょう。彼らは、さらなる借金をしなければ生きていけません。サカンヤの家庭は子どもたちの教育費や祖母の薬代支払いのため、30,000バーツ(日本円で約90,000円)を村から借りなければならないほど困窮しています。, 両親は、彼らの子ども(サカンヤとその兄)だけではなく甥(サカンヤのいこと)の教育費も支払わなければなりません。その甥の母(サカンヤの叔母)は彼をサカンヤの両親に預けてバンコクに働きに行ってしまいました。, 週末、サカンヤと兄は当然のように両親を手伝って路上で花を売りますが、両親はそうしてほしくない、子どもたちにもっと勉強してほしい、その時間は学校の授業を復習してほしいと本当は思っているのです。そして、車が多く行き交う危険な場所に彼らを行かせたくないのです。, サカンヤは、優秀で責任感の強い少女です。彼女は学校の皆から愛されていて、早朝の清掃等の学校行事にも積極的に参加しています。彼女は、学校のバレーボールクラブにも所属しています。そして、もっと勉強して将来は先生になって、彼女のように経済的に恵まれない子どもを減らすことが彼女の夢なのです。, 「ダルニー奨学金は経済的に恵まれない子どもたちに教育の機会を与えて、その親たちの負担も減らします。」と彼女は言います。「その支援は、子どもたちの将来に対して大変大きな意味を持つのです。もし、私が奨学金をもらえたなら、両親の負担が減って、そして来年中学校に行くことができます。」と続けました。. 教育 p9-11 . 上位1%が国全体の2/3の富を保有しているというのは、世界的に見ても非常に大きい数値で、タイは格差の大きな国家として有名です。 このような状態では富裕層に生まれるのと、貧困層・中流層に生まれるのとでは非常に大きな違いが生まれます。 受けられる教育等にも影響し、貧しいものは更に貧しく、富めるものは更に富むという状態が大きく問題になっています。 ちなみに、この統計に対してはやや懐疑的な意見もあります。 世界銀行が公開している統計と数値が大きく異なっており、タイ政府のシン … 日本は大学受験シーズン真っ只中。私は ISB からアメリカの大学に進みましたが、皆様のお子さんは日本に戻られるのでしょうか? 恵まれない子どもたちに、たいへん価値のある学ぶ機会を与え、さらに進学したいという夢を叶えてくださり、心から感謝申し上げます。, 私はアヌチャート・コンマーと申します。タイ人の名前は長くて覚えにくいですからニックネームがあります。私のニックネームは名前の一部をとり、「チャート」と呼ばれています。趣味は読書、バドミントン、地方に遊びに行って地元の人たちと交流しながらのんびりすることです。, 2004年に国費留学生で日本語教育の研究生として留学を終え、帰国してから就職活動をしていました。ある日、英語の新聞にEDF-Thai(タイ事業所)の日本語コーディネーターのポジションの募集を見ました。そのときは社会的活動を実施する非営利団体のことは全く知らないまま、ただ日本語を使える仕事に就きたいと思って応募しました。, EDF-Thaiで勤務したばかりのころに担当した主な仕事は、⽇本から来られる研修旅行の参加者のお世話をすることでした。タイ東北地⽅の学校と村で⾏う交流会や奨学⾦授与式の通訳、司会などが主な任務でした。学校と村の偉い⼈たちの前で初めてしゃべったときはとても緊張したことをまだよく覚えています。また、タイの地⽅の学校と村⼈の⽣活を⽇本⼈参加者の皆さんに説明できると同時に、私⾃⾝も、⾸都での⽇常⽣活の中では触れることの出来ないタイの他の⾊々な側⾯も勉強することができました。特に奨学⾦を必要とする⼦どもたちの貧困家庭の問題については、例えば、その地域での深刻な⼲ばつ問題で、⽣活を⽀える農業に⼤変な影響を与えていること、両親の離婚により、収⼊のない祖⽗⺟と残された⼦どもたちが働きながら勉強しなければならないことなど、知れば知るほどタイには⽀援が届いていない部分がまだ多くあると再認識することができました。, ⼊職してから15年が経ち、現在はバンコクを中⼼に奨学⾦を待っている⼦どもたちの話をタイ⼈にも⽇本⼈にも伝えるという募⾦活動と広報活動を担当しています。個⼈にも企業にもこれまで沢山の⽅々に「教育は⼈を築く」という私たちの理念を聞いていただき、私にとっても⼤変良い経験になりました。, 最後に、⽇本の⽀援者の皆様に感謝の気持ちを込めてお伝えしたいことがあります。これまでお会いできた多くの⽇本の⽅がよく⾔われる、「タイで仕事をさせてもらったのでタイには恩返しとして何か残していきたい」という優しいことばに、私はとても感動しているということです。これまで⽀援をしてくださった皆様に⼼から深く感謝しています。皆様のご⽀援は、タイの恵まれない⼦どもたちの⼈⽣を変える本当に貴重な贈りものです。, 私の名前は、ウィラヤット カンティア(Weerayut Kantiua)です。ニックネームは、ジョーク(JOKE)です。趣味は、運動と音楽、写真です。友だちの父からEDFのことを聞き、2014年10月20日からEDF‐Thai(タイ事業所)で働き始め、現在は日本語コーディネーターをしています。 asian 馬場. タイには地方自治体が設置した公立学校はなく、学校は原則として国立学校または私立学校である(ただし、バンコク都は学校を設置している)。 日本が、目にするタイの情報のほとんどが経済型社会のものであり、その情報だけであたかもタイ全般を知る、ということにはなりません。タイ人の過半数以上は農村型社会層ですので、タイ全体を知るなら経済型社会層のタイ人を知るだけでは不十分であり、GDPや経済成長率などの指標だけでは理解しきれるものではありません。 タイの少数民族が抱える諸問題 2017.6.10 タイ少数民族の就学を支援するボランティア財団の経営が、軒並み悪化している… アカ族村の滞在日記 2018.10.13 タイの少数民族の間でも、ネット通販が大流行! アカ族村の滞在日記 2018.5.17 3節. 義務教育期間は小学校6年間、中学校3年間。 6歳から14歳の子どもが対象になります。 カンボジアの初等教育データ ユニセフ教育指標子ども白書2017より筆者作成 カンボジアの前期中等教育データ ユニセフ教育指標子ども白書2017より筆者作成 ▼用語説明 純就学率 一定の教育レベルにおいて、教育を … asean 諸国における経済格差問題について-教育の観点から見る- 利光 強ゼミナール 研究演習Ⅰ. 章ではその貧困を解決する策・案をまがりなりにも考えていきたいと思う。またラオスや カンボジアのようにタイ東北部よりもさらに貧困である国についてはここでは触れず、あ くまでタイ国内にはびこる経済格差に焦点を絞って思案していく。 1. タイの教育法制度(国家教育法) 国家教育法 • 1999年に制定された初めての総合教育法。12年間の基礎教育、教育行政の地方分権 化、学校の法人化、教育の質の保証制度など画期的な教育制度を規定。 突然ですが、「教育格差」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。 所得格差や貧困等様々な要素を原因として、教育格差は助長され、結果的に一国の経済力や成長力を大きく損なう深刻な問題として提起されています。 民際センター、EDF-Thai共に、協力をしながら、適切に子どもたち奨学金を提供してまいります。, 私の名前はシリラック・アンタラセナ(Sirilak Antarasena)です。ニックネームはコイ(Koi)です。 p12-23 . タイにおける貧困層を含むコミュニティ開発に関する考察 ─ 63 ─ 1-3 政府機関設立の必要性 1980年代末、都市部では約20%の住民が低所得居住地で生活していた。 タイは教育面でも初等 教育の就学率は先進国に次ぐ水準に達しており、また1990 年代に入るまで東南アジア諸国で最 低だった日本の中学校教育にあたる前期中等教育も近年政府の政策が功を奏し、就学率は1990 年から現在にかけて40%以上も上昇している。 Copyright © EDF-Japan. 小学校:満6歳から満11歳まで 学年:第1学年から第6学年まで 中学校:満12歳から満15歳まで  最後になりましたが、サポートいただいております奨学生とタイのスタッフ一同、支援者の皆様とそのご家族が心身共に守られ、今、直面している新型コロナウイルスの荒波をしのぐことができるよう祈っています。, ■ノックさん 日本からの奨学金をタイ東北地方の貧困により就学が出来ない子どもたちに奨学金を届けることが出来るように、早くから、生徒データベース(Student DB)を構築し、ダルニー奨学金担当教師(Guidance Teacher)の育成を行ってまいりました。, 1994年より、タイ人及び、在タイ外国人、特に在タイ日本人を対象に募金活動を開始し、タイの子どもたちの為の奨学金制度を確立しております。 「カンボジアの貧困問題の解決に取り組む」 活動を無料で支援できます! 30秒で終わる簡単なアンケートに答えると、「 カンボジアの貧困問題の解決に取り組む 」活動している方々・団体に、本サイト運営会社のgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています! 1節 タイの労働市場 p12 タイ国内のスラム地区や山岳部など貧困層のなかでも、子どもたちや青年たちの生活の質の向上を目指して教育支援を行っています。 シーカー・アジア財団/Sikkha asia foundation 特集:シーカー・アジア財団の新たな出発. 「GLOBE+」を一層お楽しみいただけるサービスをご提供します。, このWebサイトの全ての機能を利用するためにはJavaScriptを有効にする必要があります。, 死んだペットが10万ドルでよみがえる(文字どおり) クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】, 【募集終了】これからのビジネスコミュニケーションを考える「GLOBE+ TALK」10月3日(木)開催!. タイ人の識字率とタイの教育制度 業界最安値【1文字5円~】のタイ語翻訳サービスです。月間45万文字以上の実績があり、バンコクと東京のオフィスでタイ語ネイティブが日本人とペアで翻訳と校正を担当します。タイ語・日本語・英語・中国語の翻訳にも対応しています。 タイ国内の格差 Oxfamの報告書によると、2016年のタイの格差は、ロシア、インドに次ぎ世界3位であった。2015年の世界11位から上昇する結果となった。 2008年には5名だったタイの大富豪は、2015年には28名になった。一方でタイ人全体の10%(約7百万人)が、まだ貧困層。 学年:第1学年から第6学年まで タイにおける貧困層を含むコミュニティ開発に関する考察 ─ 63 ─ 1-3 政府機関設立の必要性 1980年代末、都市部では約20%の住民が低所得居住地で生活していた。 タイはここ数年で経済成長をとげています。日系企業をはじめ、多数各国がタイに進出しました。タイ国は実際経済的に豊かになったのでしょうか。人件費推移を確認しつつ、世界格差社会の順位を追います。 目次 1 タイの一般従業員の人件費推移2 2015 さくらプロジェクトは1991年に、タイ北部チェンラーイのナムラット村(当時)で発足しました。その目的は、貧困などにより教育機会を与えられない子供達が教育を受けられるようにすることです。 第1章 タイの貧困概況 1-1 貧困の測定基準 タイでは、貧困ラインの定義および算出方法をめぐって過去に多くの議論がなされてきており、 いくつかの異なった貧困ラインの設定方法が提案されてきた。まず、1974 年に世界銀行(以下世 2 貧困層が優遇されるタイの政策. 2 貧困層が優遇されるタイの政策. 民際センターのダルニー奨学金は、1人の中学生に対する1年分の奨学金金額は14,400円(約4,100バーツ)です。一方で、EDF Thai の場合、1人の中学生に対して、卒業まで一括3年分の奨学金金額6,000バーツのみの選択となっています。 いずれも支援者の皆様よりいただきましたご寄付を奨学金としてタイ農村部にある中学校に在学している貧しい学生へ提供しております。, 但し、14,400円の民際センターからの日本の支援は、EDF Thai の奨学金より多額に設定されており、このタイプの奨学金は、より経済的に貧しく、緊急な支援を必要とする学生に提供させていただいております。そのような学生の選定基準は、下記の通りです。, 上記の基準の対象となる生徒は、普通に両親と暮らしている生徒より、途中で学校をやめるリスクが高いと思われています。これらグループの生徒を14,400円の奨学金の支給対象者として優先しますが、万が一、そのような奨学生数が提供された奨学金口数より少ない場合、家庭の状況に応じて検討し、他の生徒に提供させていただくことにしています。, 一方、EDF Thai の3年間6,000バーツの奨学金は、在タイの日本人の方々にもご支援頂けるよう、EDF-Thaiのホームページ上に日本語のサイトを用意し、振込みやドネーションポイントなどで簡単なご寄付が可能になるようにさせて頂いております。, 公益財団法人 民際センターへのご寄付は特定公益増進法人として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。 日本の支援者の方々へは、現行の14,400円の寄付金である、ダルニー奨学金をお願いしております。, 一方、EDF-Thaiも、タイ王国より認定された団体であり、タイ国内の税優遇措置を受けることが可能です。, このように、EDF-Thaiの奨学金寄付は、日本においての寄付金控除は提供されません、また、民際センターの奨学金寄付は、タイ王国においての寄付金控除が共に適用されませんのでお含みおきいただきたく存じます。, 奨学金を必要とする生徒から、毎年平均で10,000人の奨学金申請書が事務所に届けられています。 トゥンワ地域開発プログラム(tha-191647) 支援期間:2008年~2021年* 民族:タイ族など 支援地域の課題: ・教育:教師の指導能力が低く、子どもたちの学力に影響 ・保健・衛生:保健衛生や栄養についての知識不足、10代での望まない妊娠の増加 ・経済開発:農業・漁業による不安定で少ない収入 タイ国民は、法律の規定により、その子女に基礎教育を受けさせる義務を負うこととされている。 義務教育の学校段階種類および就学状況. 久保 馬場 部谷 毛利 高田. さくらプロジェクトは、タイチェンライで北部山岳民族の子供たちの教育支援活動を行なっているNGO(民間非営利非政府組織)です。皆様の暖かいご支援をお待ちしています。 タイの教育. タイ全土での教育水準は 2006年 度の初等教育粗就学率が98.3%、 前期中等教育でも86.7%に 達し・、周辺諸国と比較して 高い水準にあることがわかる。しかし、中等教育の進学率が伸びたのは1990年 代に入ってから のことであるil。