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遺産分割の方法

相続人を確定する
遺産分割協議は、相続人全員の参加が原則です。相続人の一人でも欠いた遺産分割協議は無効です。また、遺言による包括受遺者や相続分の譲受人がいるときはその方も協議に参加しなければなりません。
     
相続人を確定するには被相続人の出生から死亡までの戸籍、除籍、改製原戸籍などをもれなく取寄せます。これによって戸籍上の相続人が明らかとなります。
また、胎児・行方不明者や生死不明者・未成年者・意思能力が不十分な者がいる場合など、この者に代わって協議に参加する者が必要になります。

相続財産を確定する-遺産の範囲
ある財産が被相続人の遺産なのかどうか、相続人の間でもめることがよくあります。話し合いがつかなければ家庭裁判所の審判や通常の民事訴訟で争われることになります。

遺産の評価をする-財産目録を作る
遺産分割協議を行うにあたっては、あらかじめ被相続人が残した遺産のすべてを洗い出し、財産目録を作ります。
     
遺産分割の際の財産の評価は、分割の協議をする時点の時価(実勢価格)でするのが原則です。遺産の評価でとくに問題となるのは不動産です。とりわけ土地は路線価、固定資産評価額、公示価格、基準地価とかといわれるものがあり複雑です。
分割の対象になっている不動産をいくらに評価するかを、相続人の間で合意できればそれでもよいのです。相続の開始から現実に遺産分割するまでに相当な期間が経ち、その間に遺産の評価が大きく変
動していることがありますが、現実に分割する時点で評価するものとされています。

全員が分割内容に合意する
遺産分割協議は共同相続人全員の合意が必要です。相続人が遠方にいるなど、実際にはむつかしい場合があります。このような場合、相続人の1人が分割案を作って相続人の間を持ち回って承諾を得ることでもかまいません。相続人1人に1枚ずつ作成してそれに各相続人が署名捺印するという方法は、「遺産分割協議証明書」といいます。
   
遺産分割協議書を作成する
全員の合意により協議が成立したときは、それを証する「遺産分割協議書」を作成します。
遺産分割協議書は後日、不動産の登記や銀行預金などの名義変更をする際に必要となります。