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贈与税の税務調査

親が子供のマイホームの資金を出してあげることはよくあります。
住宅資金の贈与は申告すれ2,500万円まで無税ですが(住宅取得資金に係る相続時清算課税制度)、それを超える金額には贈与税がかかります。
しかし、どのようにして税務署は贈与があったという事を見抜くのか疑問が残ります。

住宅資金の出どころを探る方法

住宅を建てたとき、その資金の出どころを探るのに、誰が家を購入したのかから調査します。登記所、役所など、電力会社で行います。
不動産購入は所有権の移転登記を登記所で行います。登記簿を閲覧し不動産の購入者の住所・氏名を確認します。
新築の場合、役所の建築課で調査をします。家の新築には建築課に建築確認申請書を提出する必要があるからです。そこから誰が家を建てたかを調査することもできるのです。
それ以外にも電力会社で調べる場合があります。新築したときは電気工事を行います。電力会社に提出する電気使用申込書から住宅の購入事実を確認します。


株式の購入資金の出どころを探る方法

親の遺産である株式を、申告にせずに相続した場合、税務署は大口の株式の取得者について異動調書の提出を上場会社に求めて確認します。異動調書には、株を 所有する人の住所・氏名・株数・取得した日付が記されています。この異動調書で株の所有者の異動を調べ、それがどのような方法で引きつがれたかを調査しま す。


高級車購入資金の出どころを探る方法

親に車を買ってもらうことはよくあります。しかし、そのあとで贈与税を課税されてしまう場合があります。特に高級車については、陸運事務所からの購入資料を確認しています。


税務署は、資金の出どころをよく調査します。
例えば 「お買いになった資産の買入価格などについてのお尋ね」(不動産等用)という文書を、住宅購入者に郵送します。
確認のポイントは・・・
・自分のお金で購入されたものであるならば、その所得申告が明確に行われたかどうか。
・借入金の場合、返済能力があるのかどうか。
税務署はその回答内容を検討し税務調査を行います。

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